(ご褒美シールを導入していらっしゃるお教室を批判するつもりはございません)
出席したらシール1枚。
間違えずに弾けたらシール1枚。
暗譜して弾けたらシール1枚。
合格したらシール1枚。
と、このように書くと「シールが貯まって楽しそうだな」と
思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかしこれは「できなければシールを貰えない」という事でもあります。
何かが出来たら褒めることは「条件付きの褒め」といって
先ほどのシールの例に挙げた通り、
結果に焦点をあてた褒め方になります。
努力したことが褒められる→嬉しい→モチベーションUP
と、行動の強化につながるメリットがあります。
しかし「条件付きの褒め」にはデメリットがあり
これを長く続けた子供は「できなければ褒められない」と感じるように
なることが知られています。
その結果、
・自己肯定感が低い
・挑戦することを避ける
・自分が何をしたいかわからなくなる
(相手の顔色をうかがい、叱られないように行動しているため)
などの問題を抱えてしまう可能性があります。
あゆ音楽教室では、成果だけでなく過程も大切にしています。
生徒さんが練習してきた努力は音に表れますので
「前回よりも良くなってるね!」
と、良くなった点をどんどん褒めています。
「ここいっぱい練習したんだよ!」と言わなくても
先生が気付いてくれたら嬉しいですよね。うんうん
⚡⚡⚡
で、この度ポイントカードを作ろうと思った理由。
レッスンは基本的に
「今日やったことをお家で練習してきてね」
というスタイルなのですが
「もし余裕があれば、その先も見てきていいよ」
「今日は右手だけ練習したけど、左手も弾けそうだったら両手で弾いていいよ」
など、さりげなくプラスアルファの自習を促すこともしばしば。
「言われたことだけやればいい」
「先生がいないと弾けない」
という状態を避けるための声掛けですので、
やるかどうかは生徒さんの自由です。
それに対して生徒さんはといいますと、
「最後まで弾いてみた!」
「両手で弾いてみたらできた!」
「次の曲も弾けるよ!」
「見ないで弾けるよ!」
「リズム分からなかったから音だけ練習してきた!」
…と、私のレッスン計画をいい意味で大きく狂わせてくれるのです。
毎回毎回みんながこういう風なので、
ご褒美シールをあげたくなってしまいました。
※ちなみに、ご褒美シールは市販のものではなく
あゆ教オリジナルシールの予定でございます。
(まだ作ってないザマス)
「できた・できなかった」にとらわれず
頑張って練習していればもれなく貰える。
しかしモチベーションはしっかり刺激する。
練習時間の見える化で達成感を刺激する。
…など、いろいろ考えた結果
「ポイントカードだな」となりました。
さあ皆さん、張り切ってポイ活をしてくださいませよ。
次回のブログでは、ポイントカードに秘められし
様々な仕組みと狙いをご紹介しようと思います。
~つづく~