「○○と申します!」
やばい…今日は体験レッスンだったか。
忘れていた…!!
と、一瞬焦りましたが、
よく考えたら現在は生徒さん募集していない中。
もしかして、最近私が夜中に一人で笑っているので
その声がうるさいと苦情に来たのかなと思ったのですが、違うという。
姉
「弟が、△△くんと遊ぼうという話になったらしいのですが
待ち合わせ場所を決めていないらしくて…」
なにこの展開。
とりあえず家の中に入ってもらって事情を聞きました。
私
「△△くんって、もしかしてウチの生徒の△△くんの事?」
姉弟
「そうです!」
待ち合わせ場所を決めていないから会えない、
だけど△△くんの家がどこにあるか知らない、
△△くんの電話番号もわからない。
だから、△△くんのピアノの先生、助けて!
ということらしい。
なるほど、斬新。
しかも、よくよく話を聞くと
「遊ぼう」という話にはなったけれど、
「今日遊ぼう」と約束した訳では無いという。
弟ーーーーー!!!!
ということで、△△くんのお宅に電話してみましたが、お留守。
更に、△△くんのお母さんにLINEをしてみましたが、既読にならず。
私
「たぶん、お家に帰ったら連絡網とかで△△くんの電話番号わかると思うよ。
でも念のため私の電話番号を教えておくね。何かあったら電話してOK」
メモを持って「ありがとうございました」と帰る2人。
しばらくして、電話がかかって来ました。
姉
「△△くんの番号が分かったので電話してみたのですが、出ませんでした。
今からだと時間が遅くなっちゃうので、また今度遊ぼうねって伝えて貰ってもいいですか?」
私
「はーい」
こうして、今日も無事あゆ探偵事務所の一日が終わったのでした。
めでたし、めでたし。