勉強と読書と体調不良でGWを凌ぎました。
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今月から和声学の勉強を始める生徒さんがいらっしゃるので、
私が高校生の時に使っていた「和声 理論と実習(通称:芸大和声)」を読み直しました。
よく学校が終わったあと、同級生に和声を教えていたので
当時に戻ったような懐かしさを感じております。
しみじみ、しじみ。
生徒さんのレッスンでもこの本を使おうと思ったのですが、
文章が難解すぎるとのことで却下されました。
以下、芸大和声より引用。
「先行和音⇒Ⅴ9(第9音高音位)の連結における外声間の平達9度では、
上方の第9音が2度上行によって導かれた場合だけ良好であり、ほかは避けるべきである。」
「Ⅴ7の和音は、Ⅴ3和音と同じく、D機能を持つ。
したがって、常にT和音(Ⅰ・Ⅵの和音)へ進行する。」
ピンと来ないので、分かりやすいテキストを作りたいと思います。
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体験レッスンで、いつもいつもいつもいつも電子ピアノについて聞かれます。
HPに情報らしい情報がなくて申し訳ない気持ちです。
Q:電子ピアノでも大丈夫ですか?
A:大丈夫です。
「ピアノを置くスペースが無い」「ご近所への騒音が心配」という住宅事情や、
「楽しく弾ければ良い」「続くか分からない」などの理由から
電子ピアノを購入される方が多くいらっしゃいます。
最近は性能の良い電子ピアノが増えてきていますので
電子ピアノだからという理由でレッスンをお断りすることはありません。
ピアノを弾くという行為に留まらず、音楽そのものを楽しんで頂きたい
という考えから「電子ピアノでも大丈夫」とお答えしています。
ただし、アコースティックピアノと電子ピアノとは全く違う楽器なので
「電子ピアノで十分だ」という考えは持っておりません。
Q:電子ピアノを購入する際、指定はありますか?
A:メーカー等の指定はありません。
楽器屋さんではないので、細かいことは分かりませんが、
最低でも下記条件を満たしていてほしいところ。
★鍵盤の戻りが早く、グラついていない
アップライトピアノにも同様のことが言えますが、
鍵盤の戻りが遅いと連打が弾けません。
鍵盤の戻りが遅いものや、戻りきるまで音が出ないものは避けましょう。
また、鍵盤がグラついていないかどうか、よく確認してください。
★鍵盤が重い
最近は、グランドピアノのタッチを模した電子ピアノが多く見られますが、
全体的に鍵盤は軽めという印象を受けます。
普段電子ピアノで練習しているため、アコースティックピアノを弾くと
すぐに腕が疲れてしまうという話をよく聞きます。
鍵盤の重さは必ず重視するべきです。
※ちなみに、当教室のピアノは、講師の趣味で
鍵盤が通常より重めに調整されています。てへ★
★鍵盤数が88鍵ある
普通の電子ピアノは88鍵だと思いますが…。
キーボードだと49鍵、61鍵など、いろいろあるようです。
★ペダルがついている
簡易ペダルではなく、きちんと固定ペダルがあるものを選びましょう。
3本あるとよい。
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ちなみに、よくある質問の輝かしき第1位は
「先生は、ピアノと声楽どちらが専門ですか?」です。