知らない猫が私のベッドで寝ていました。
どうやら、我が家の先住猫専用の出入り口から不法侵入したモヨウ。
若干驚きつつ、勝手に入ってきたのだから勝手に出ていくであろう、と放置。
キャットフードを水を用意し、寝ました。
そして、翌朝。
知らない猫は私のベッドの下で先住猫と向かい合い、一触即発な風味に。
大人しくお引き取り頂く事に致しました。
それからというもの、我が家では超常現象が続いたのでございます。
外出先から帰宅すると、部屋が微妙に荒らされているという。
でもいいか、猫だし。
と、思って放置していたら、ついに悲劇が。
いつものように私が帰宅すると、またもや知らない猫がいたのです。
私の姿を見るや否やターっと走り去ってゆきましたが、
先住猫と戦の真っ最中だったようで、ピアノの上も床も毛まみれ。
こんなに禿げちらかして…。
楽譜や筆記用具など、ピアノの上に置いてあったものは全部落とされ、
バイエルが障子にぶっ刺さっていました…。
いつかこのような事故が起こるであろうと、
障子を外してカーテンを取り付ける予定でしたが…遅かった。
「○○しようと思っている」ということは、「まだやっていない」と同義。
何かをした後悔より、何かをしなかった後悔の方が大きい。
知らない猫から哲学的な何かを学びました。