その時に演奏した「ラシーヌ賛歌」の動画が公開されていますのでドウゾ!
チラっと公開されていますので
ご興味のある方はコチラをご覧ください。
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フォーレ(1845-1924)はフランスの作曲家で、
非常に繊細で美しい音楽を沢山残しています。
活躍した時代は日本いうと明治時代…ですかな?
今回演奏した「レクイエム」「ラシーヌ賛歌」のほかにも
・パヴァーヌ
・シシリエンヌ
・夢のあとに
など、有名な曲がたくさんあります。
フォーレの名前を知らなくても
「あ!この曲知ってる!」
と云う方もあるかもしれません。
一応リンクを貼っておきましたが、
ポチる前にハンカチのご用意を…
極上の旋律とハーモニーに涙が出てしまうかもしれませんから…ね。
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で、今回の演奏会の話です。
レクイエムの歌詞はラテン語で書かれています。
ラテン語はイタリア式で発音するのが一般的なのですが、
今回の演奏会では、作曲された19世紀当時に用いられていた
フランス式発音(ラタン・ガリラン)が採用されました。
発音指導の三ヶ尻正先生が、自作の発音記号カチューシャを
頭につけてウロチョロなさっていて、
且つ「子音」「母音」とプリントされたオリジナルTシャツを
お召しになっていてですね、ワタクシ爆笑してしまいました。
徹底的に19世紀当時の演奏に寄せたものでした。
当時使用されていたものに近いフランス式の楽器が使用されたのですが
ホルン(コル)、トランペット、ファゴット(バソン)においては
なんと19世紀の本物の楽器だそうです。
そういう楽器を持っている人がいること自体が
ビックリ驚愕でございます。
バソンは
「30年前に念のため購入しておいたもので、やっと出番がきた」
とのことでした。
やはり念のために買っておくのは大事なんだなと思った次第です。
ホルンは古い楽器ほど、正しい音程で演奏するのが
難しくなることでお馴染みの楽器でして、
「めッ……………………っちゃ大変だった」
と仰っていました。
1ヵ月ほど楽器の調整、音出しをしたそうです。
最初は音を出すのも難しかったと聞きましたが、
言われるまで分からないほど完璧に吹きこなしておられました。
プロフェッショナル仕事の奥義ですね。
ちょうど私の目の前にホルン奏者の方がいらっしゃったので
しっかりチラリとガン見させて頂きました。大満足です。
先にあげた「ラシーヌ賛歌」の動画で
パイプオルガンのところに(上段)いらっしゃる方々は
この1曲のためだけに来て下さった木管楽器の皆さまです。
贅沢過ぎるじゃろがいな。
ワタクシの頭上には19世紀のクラリネット。
かつてクラリネットで音楽学校に受験しようと思ったほど
クラリネットにのめり込み吹きまくりァゲていた身としては
胸アツすぎる光景…
こちらも、チラリとガン見させて頂きました。
笑いあり学びあり、私にとって特別な音楽体験となりました。
ご一緒させて頂いた皆さま、ご来場頂いた皆さま、
関係者の皆さまへ莫大なる感謝を捧げます。
まことに有難うございました。
日本モーツァルト協会第600回記念例会ライブCD(右)
どちらも販売されております。
モーツァルトのジャケット、どれが自分だか分かりません。