駅から自宅に向かって歩いている途中、
商店街のド真ん中で寝ている女性を発見致しました。
あまり堂々と寝ているので、周りにお友達が居るのかと思いましたが、
どうやらお一人様のご様子。
一度その場を離れたものの、気になって再び女性のもとへ。
財布も通帳もタバコも、バッグの中身が全部見えておりました。
ワザとやってるんじゃねぇか疑惑が浮上するほど完全無防備。
しばしガン見した後、「大丈夫?」と声を掛けましたところ
「あー、らいじょぶ、うん、らいじょぶ!」と、怪しい呂律で返事アリ。
あゆ「お家どこ?帰れるの?」
女性「んー、テキトぉ?アハハ」
まるで雲を攫む様な寛大な事を云う。
すると、様子を伺っていたらしい男性が登場。
男性「タクシー呼びましょうか?」
女性「あー、らいじょうぶ!テキトーに帰るから」
あゆ「大丈夫じゃないでしょう。立てるの?はい起きて」
お家が近くだというので、男性と一緒に送って帰ることにしました。
が、自宅に着くと何故か共有スペースで動きが止まり、
その場で寝ようとする女性。
仕方が無いので、あゆ音楽教室(=我が家)に女性をお持ち帰りしました。
善良な男性に荷物とチャリを運んで頂き、握手して解散。
女性はウーとか言いながらカバンの中身を広げたり、
ベヨ様に覆いかぶさろうとして逃げられたりと、
いい感じに酔いどれておりました。
その間にワタクシは食器洗い。ふぅ。
しばらくして女性の酔いが少し醒めた頃、
お茶を飲みながら少しお喋りしました。
女性「おかしくない?怖くないの?ヘンな人だったらどうするの?」
あゆ「全然怖くないし、ヘンな人でも別に良い」
女性「分かんない!マージ分かんない!なんで!?」
このやりとりを何回繰り返したことか。
その後、再び女性をお家まで送り届けました。ふぅ。
めでたしめでたし。ふぅ。